坂本敏夫 - 元刑務官が明かす死刑のすべて
死刑囚と長年過ごしているから仕方ないのかも知れないけど、心情が死刑囚に寄り添いすぎてるのと、死刑執行に携わる刑務官のストレスの主張が強くて、死刑反対のスタンスが強すぎた気がする。
あとかなり読みにくいテキストのテイストだった。知らないことが多くあったことはよかった。
中村淳彦 - 東京貧困女子。:彼女たちはなぜ躓いたのか
あまりにも残酷で救いのない話ばかりだったけれど、正直読み進める手が止まらずにあっという間に読み終えた。
日本が貧しくなっているとよく言われてきたけれど、この本で真の意味で体感することができた。
子どもたちには、少なくとも介護職だけには就かないようにとは伝えた。
菊地高弘, 蔵建て男 - プロスカウトは逸材のどこを見ているのか? 野球太郎セレクション
数年前の本だから若干の古さは否めないけれど、それを差し引いても物足りなさの方が残った。各球団のスカウト当人に切り込むことは評価できるけど、深さと言うか取材が足りない印象。
伊坂幸太郎 - ホワイトラビット
人物とかセリフとかは好きだったけど、時系列がややこしすぎて寝落ち読書には理解がしんどかった。
中山千里 - 追憶の夜想曲
御子柴礼治シリーズ第2弾。
終盤の大逆転はカタルシスだったけど、それを上回る予想外の展開でまたカロリーが高かった。次回作もあるらしいけど、すべてを破壊した後にどうやって作品にするのかが気になりまくる。
終盤の大逆転はカタルシスだったけど、それを上回る予想外の展開でまたカロリーが高かった。次回作もあるらしいけど、すべてを破壊した後にどうやって作品にするのかが気になりまくる。